高田屋嘉兵衛の北方航路開拓の拠点函館・末広町に高田家代々の遺品・史料を現代に伝える
4月1日から休館いたします。

新聞などでお約束しておりました通り、3月末までは資料館を開館いたしますが、4月1日からは休館させて頂きます。(再開の予定は立っていません)
皆さま、誠にありがとうございました。


では、およそ7か月間開館してきての感想です。
市民のみなさんからは「高田屋の資料が散逸してしまうか心配」からはじまり「箱館の資料が函館から無くなってしまうのは問題がある」「函館市でがっちり資料を押さえて管理すべきだ」「あなたが資料館を続けたいというなら金を集める」「もっと来館者を呼ぶ営業努力をすべきだ」という声を頂戴しました。

私は最近まで、父が生活費をつぎ込み借金まで拵えてもこの資料館を続けてきたことは、迷惑な趣味のひとつだと捉えてきました。
ですが、遺された資料の中身を知るにしたがい、父は資料館を続けることで先祖を敬い、もしかしたら世間に対して良い行いをしたかったのかもしれないと思うようになりました。
資料館を続けたことは先祖の供養になったと思います。七代目の役割はちゃんと果たしました。
しかし、世間に対しては、あまり伝わっていなかったと思われます。常識的にみて、お金がないなら止めるのが普通なのだから、続けるのはその人の勝手というところでしょうか。私が趣味と捉えていたのと同じような感覚だと思います。
箱館高田屋嘉兵衛資料館の石塚さんにご指摘いただくまで気が付きませんでしたが、みなさんの言葉の中に「がんばってください」はありましたが、「ありがとう」は一切ありませんでした。
世間では良い行いをしていたという評価は頂けていないのだと思います。父や(私の)パーソナリティが原因なのかも知れませんが、よかれと思い私財で公共施設を続けていた者としては空しいかも知れません。

「函館市民のみなさんは、高田屋の古文書とか必要なのでしょうか」という当初の疑問について得られた答えは、総じて「お金がないならしょうがない」が結論でした。
確かに市民に望まれてこの資料館を続けてきたわけではないので、高田が負担しないなら別に必要ないということだと思います。
私も、皆さんと同じように端から金銭的な余裕もないのに資料館を続けるのは非現実的だと思っております。
先祖に対する無知と、父の苦労と功績を生前に評価してこなかった自分へのケジメは3月までと決めております。
その後は、私自身で考えて行きたいと思います。

高田菜々

高田菜々(2013年3月24日 15:36)
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